受講生設計方針

芹川真緒
グラデーション(温度ムラ)の家
寒さ、雪を活かす
林業や燃料(地域性)と家の関係
床天井高さ操作
周囲との関係
豊かになった生活の具体化(絵・模型で表現)

黒川一生
過疎化の進む北海道の農村都市。完全に自動車に依存する現在の都市構造では美幌町は「持続不可能」であると考える。今回提案する住宅は空洞化する市街地の中心で道路を敷地とする。将来的に住宅と道路の関係は反転し、つながりを持つ住宅とそこに囲まれた農地が生まれる。

茅野淳
地下の空間を作り、屋根面を操作するとそこに面白い空間が生まれ、
その下に住む人のとらえ方によって独自のプランやライフスタイルが生まれる。

小林栄範
いいたて林の住宅付き温室を提案します。
納屋を温室に転用するにあたり、新たに屋根をかけ直し日照を考えた農業に従事する人のための住宅を設計します。気候+環境によりそうように移ろう住宅を考えたい。

中島弘貴
観光資源に依存する町での住宅の目線から見た都市の在り方。
観光客を利用した縮小する地方都市でのコミュティの形成の補助、促進
空家になったまちやというストックの転用。

古市渉平
外部環境をデザインする。
ヒートアイランド化を緩和改善するような仕組みを複数作り、
またそれが社会に広まっていくシステムを考案する。
設計対象:駐車場、既存住宅
手法:緑化、通風、遮光

堀越和宜
裏界線という幅2mの現在使われていない裏通りを整備し、そこに開いた住宅の建て替えの提案。暗く細いとおl理に環境装置を設置し、風、光をコントロールする。裏界線側を住宅がセットバックすることで、住宅に光、風を呼びこみ、サンルーム等で安定した温熱環境をもたらし、生活が裏通りに開いていく。

野村圭吾
日本一の森林率を誇る高山市で大量に野山に放置されている間伐材(のみ)を用いて、環境的問題点の多い町屋のリノベーションを行う。
家全体を一室空間とし、夏は風をよく通し冷房入らず、冬はペレットストーブ1台で家全体が温まるようにする。暗いミセニカイに光を取り入れる。

浦西幸子
佐鳴湖の浄化に対する建築からのアプローチを考えます。
具体的には雨水を徹底的に利用することで、温熱環境や水の浄化を行い、最終的にさまざまなファクターが立体的にからみ合う建築形態を目指します。

山拓
離島での自給自足生活を可能とするための、建築システムの提案。都市生活のようにものや情報に満たされた幸せではなく自分に必要なモノは自分で作り出されていく喜びをおくることができる生活スタイルを提案する。

中川あや
安定した気候でも丁寧に読み解き、機能ごとにボリュームを細分化して考えることで、
気候、場所、住まい手によって多様性を持つムラのある住宅空間ができる。
そしてこの方法論ではほかの?地域の穏やかな場所で形を変えて成り立つ。

吉田雅史
自然も人も豊かな高知県
そこで暮らしていくためには、絶対的に仕事が不足しています。
今回の提案は郊外住宅街に仕事と居場所を作る
アーキテクチュアル・マイクロ・ファイナンスというものです。
建物のオーナーと住民グループに資金と建築のアドバイスを融資します。
事業を自立させながら資金を返済する仕組みです。
これにより地域住民の視点から地域の問題・魅力をビジネスとしてとらえ、そのための空間をちりばめられていくと考えています。

野口真治
「傾斜面+少子高齢化」という北九州が抱えている問題に対して、斜面地の住戸密度を下げ、緑を増やし、道路を拡幅し、良好な居住環境から低家賃の市営住宅を計画することで若い世代を流入させ、高齢化を緩和するとともに産業・コミュニティの存続を図る。

船橋信吾
環境建築一般に使える構造の構築がCONCEPTである。テンセグリティによる膜構造は工期が短い上大規模建築にも適用できる。この構造の圧縮材を蓄熱パネルとし、日射量をコントロールし、環境と構造の融合を目指す。

草川研二
最低限の建築的操作により、温熱環境がガラッと変わる住宅。その際、家具スケールのものを操作しつつ、水の(カーテン状)集住を計画する。

辻野満
宮古島という、現在サトウキビを売ってRCを買うという構図をもつ弱い島で寿司でも自給樹立をあげるために木造の建築を考えています。
風を通し、風から守る、ということをメインテーマに形から風を操れるようなものです。
環境、構造的に、ひだの様なプランから考察しています。