敷地決定(4/15)

4/15に敷地決定を行いました。まず各自が行きたい敷地を選んでプレゼンテーションを行い、複数人いた敷地についてはその場で投票をして一人を決定しました。

各敷地に行く人は以下のとおりです。

01_北海道下川町:芹川真緒
02_北海道美幌町:黒川一生
03_山形県山形市:茅野淳
04_福島県飯舘村:小林栄範
05_栃木県矢板市:-
06_群馬県太田市:-
07_石川県金沢市中島弘貴
08,09_山梨県都留市・山梨市:古市渉平
10_長野県飯田市:堀越和宜
11_岐阜県高山市:野村圭吾
12_静岡県浜松市:浦西幸子
13_滋賀県近江八幡市:羽山拓
14_兵庫県豊岡市:櫻田真章
15_岡山県備前市:中川あや
16_高知県南国市:吉田雅史
17_福岡県北九州市:野口真治
18_熊本県水俣市船橋信吾
19_大分県豊後高田市:草川研二
20_沖縄県宮古島市:辻野満


以下に、各自のプレゼンテーションファイルへのリンクを掲載します。
02_北海道美幌町,07_石川県金沢市,11_岐阜県高山市,16_高知県南国市,20_沖縄県宮古島市の5地域で投票となりました。


02_北海道美幌町
○黒川一生 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloODY4NjM2M2ItZTA1ZC00MTVmLTlhZDUtMGE5MDRkMWUzNDRi&hl=ja
小林栄範 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloNjEyYTRiNDYtMmJmZC00M2VmLTllOGItZGIzZmJjNWM3MDVh&hl=ja
芹川真緒 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloNzhhZmJkZDUtMWFlYi00NWY1LTk3ZDYtYmU1ZGI1YTNmNDdk&hl=ja


07_石川県金沢市
中島弘貴 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloMTk2NzI3OGMtYjNiZC00NzNmLWE1MDYtY2FhMmVkYjY4ZjYw&hl=ja
中川あや https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloOTI3OTMzODMtMGJlYy00OWFmLTgwODQtNGRkN2IxZGY5ZjEz&hl=ja


11_岐阜県高山市
○野村圭吾 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloYTA1M2NkNmItZjQzZi00MDZkLWIzZDYtNTVkYjg0OTFlNzE0&hl=ja
浦西幸子 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloY2FjMWQ4OWUtYjAzYi00OWQ0LTg2ZjUtYTQzZWE2YTlmYzgw&hl=ja


16_高知県南国市
○吉田雅史 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloNzU5NjkxNWUtZmY5NC00YWZlLThkY2EtZTM4NmEwNDEwMGEz&hl=ja
櫻田真章 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloZmI4MTUzNzItN2Q0ZS00NDlkLTkyNTUtYmNhNDdmMDY2ZTlh&hl=ja


20_沖縄県宮古島市
○辻野満 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloMGUxZWJiNGQtZjcxNC00MTllLTk5ZDAtNTUyNzU4ZTExYzM0&hl=ja
山拓也 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloMGUxNjNkZDUtMTg4OC00NjBhLTg1ODgtNzFmZjUxOWYxYTU5&hl=ja


03_山形県山形市
○茅野淳 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloMjFiNzdiN2MtYWFhYS00MzZkLWI3NDgtZDk2MDQwOTE2ZjI4&hl=ja


08,09_山梨県都留市・山梨市
○古市渉平 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloMzhlZGMxOTMtMmMzNi00MTRjLTg4YzgtODcxNThkOWJmZGY5&hl=ja


10_長野県飯田市
○堀越和宜 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloMTkwODZkMTAtZTdlMi00NWVhLTljMzUtNTAwMTRhNTc3NzM2&hl=ja


17_福岡県北九州市
○野口真治 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloNzJlNGQxMTAtODI4Mi00ODRiLWFiZjAtZTViZTBiY2M5YmFj&hl=ja


18_熊本県水俣市
船橋信吾 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloY2FiNjg0ZDctOWEzMi00M2U1LTlmNTAtY2RkMGM1YjQ4M2Y3&hl=ja


19_大分県豊後高田市
○草川研二 https://docs.google.com/fileview?id=0B-Zhu-T3TRloZDRiYWRjYjEtZTA4OS00MzI3LThmNjItZWRiNGRiZjRhNTE4&hl=ja



以下に講師の方々のコメントを載せさせていただきます。


川島さん
 今回皆さん、体感をしたいという話をします。最近僕もすごく悩んでるのですが、多分今回のスタジオ課題を採点する人たちも基本的に、東京で生活しているじゃないですか。東京の気候との違いというのを体感しないとわからないのですが、どうやってそれを体感していない人に伝えるかというのがすごく難しいと思うんですね。で、今回その二泊三日とか少ない日数で、しかもある限られた春という気候しか体験できない中で、どれだけ年間をイメージできるかということと、あとそれをどうやって人に伝えるかというのを考えながらみていくと見方が変わってくるんじゃないかなと思っています。

羽鳥さん
 確かに体感というのは大事なんですけど、ちょっとしかいないわけですし、たとえば、もう天気が駄目だったら体感も何もない場合もあると思うので、そういった中でどういったデータを調査してきて、皆さんがフィードバックできるかというのが大事なわけで、皆さんが何を持ち帰ってくるかというのを真剣に考えて欲しいというのと、その時にせっかくの機会なので、かなり質問を練り上げていって欲しいなと思います。僕らもいわゆる環境建築といわれるものを作っていますけど、色んな矛盾点とか突っ込まれたらやばいというところを持っています。ですので、怒られない範囲で批判的な視点をもっていって欲しいです。エコハウス万歳みたいな人が行って、最高だったです。というのじゃ全く役に立たない。データというのはフラットな視点を持った人で、肯定的にみたらどうだ、とか批判的にみたらどうだという客観的な視点を持った人のデータが一番役にたつわけです。
 あと、いろいろ町並みを挙げた人がいました。環境建築を普及させたいという意見を持つ人もいると思いますが、僕はデザイナーなので、ダサかったら終わりだと思っています。ださいというのは特定の価値観で極端なことを言うわけではなくて、町並みといったときに、その町並みとマッチしていて、周辺に住む人がそのエコハウスを欲しいと思うか、普及していって欲しいと思うかといったことです。たとえば車だったら、いかに燃費がよくていかに性能がよくてもかっこわるかったら買わない訳で、人の虚栄心とか見栄とか行ったものを否定し、人の購買というのは語れないわけで、もし住宅を自分が買うとなったら、どういったものを買うのか、というのを周りの人に聞いて欲しいなと思います。
 後は最終的に、中川さんが最初に行っていましたが、エコとはなんだとか、環境とは何かというのを考えながら調査してもらえたらいいかなと思います。

中川さん
 せっかく行くのでお土産を二つ持って帰ってもらいたいんです。羽鳥さんと内容が少しかぶってしまいますが、設計した人から裏話をいっぱい聞いてきてください。多分プレゼンと違うところがいっぱいあると思うので。設計していると、こうなるはずだったけど気づいたらこうなっていたみたいなことがよくあります。想定外のことがいっぱいあるので、まあこれは地域コミュニティや政治、税金などの問題とも絡んでくると思いますけど、設計というのは色んな人の考えと、色んな権力によって形式が決まっていくので、そういうちょっとドロっとした裏話を是非とも聞いてきてくださいね。
 二つめは是非ともかっこいい写真を撮ってきてください。前先生も今回のプレゼンテーションにおいて、みんなから共感を得られたかどうかということをおっしゃっていまして、ある特定の思想なり方法なりをアピールする場合、全体に広がらなければ意味がないんですね。建築の価値ってそもそもなんだろうと考えたときに、思想とかコンセプトとかは大事なんですけど、一番普及する方法はかっこいい写真があるかどうか、もしかしたら、そういうところなんじゃないかと。写真がかっこわるかったら全く評価されないとか、ここは環境を専門としたスタジオですけど、写真が悪かったら駄目っていう、そういう評価軸を一つオルタナティブとして持っていて欲しいと思うんです。写真はね、時に背景にあるものを映し出します。環境建築にありがちな、ただ技術を足し算して出来たものなのか、それとも背景にビジョンがあって、それを実現するために技術を使ったものなのか、皆さんのファインダーでしっかり見極めてください。一枚のかっこいい写真を期待しています。

早野さん
 二点ありまして、みんなにこのツアーを終えて調査を終えて、設計にフィードバックするわけですが、どういうパラメータを通して、そのパラメータをどう設計に適用していくのか、一般的な方法で行くのか、敷地にバナキュラーに絡めていくのか、一般解、特殊解という概念にどれくらい触れるのかというのを、実際どのような建築の手法を通して、還元してみるかというのを意識してみてください。
 もう一つは、行く前にやってもらいたいのが、色んな地図を見て、できるだけ具体的に敷地を決めて、具体的に自分の建築がどれくらいのボリュームを持って置かれるのかというのを意識してください。みんなコンテクストコンテクストといいますが、それは何もないとこにうまれるのではなくて、ものがあるところに初めてコンテクストというのが生まれるわけであって、できれば具体的に三つくらい敷地を選んでください。そうすると、敷地の見え方というのが変わってくるかと、自分で具体的に行って、持って帰ってきて、設計に入ると、そういう意識を持って欲しいです。